まるで宇宙船?ザハ・ハディド設計の新国立競技場

まるで宇宙船?ザハ・ハディド設計の新国立競技場

国立競技場を新たなスポーツの聖地とするべく開催された国際デザイン・コンクールはザハ・ハディドが最優秀賞に選ばれました。アラステル・レイ・リチャードソン、妹島和世、伊東豊雄といったスター建築家も参加しています。審査委員長は安藤忠雄。

2020年に開催される東京オリンピックのメイン会場としての使用を想定しています。こけら落としは2019年に開催されるラグビーワールドカップ。

ザハの建築は期間限定のシャネル モバイルアート美術館を除くと日本初なので、とても楽しみです。

最後に、日本スポーツ振興センターのコメントをご紹介しておきます。

スポーツの躍動感を思わせるような、流線型の斬新なデザインである。極めてシンボリックな形態だが、背後には構造と内部の空間表現の見事な一致があり、都市空間とのつながりにおいても、シンプルで力強いアイデアが示されている。可動屋根も実現可能なアイデアで、文化利用時には祝祭性に富んだ空間演出が可能だ。とりわけ大胆な建築構造がそのまま表れたダイナミックなアリーナ空間の高揚感、臨場感、一体感は際立ったものがあった。この強靱な理論に裏付けられた圧倒的な造形性が最大のアピールポイントだった。

また、橋梁ともいうべき象徴的なアーチ状主架溝の実現は、現代日本の建築技術の粋を尽くすべき挑戦ともなるものである。自然採光・自然換気・太陽光発電・地中熱利用・中水利用のクーリングシステム等の提案においても、日本の優れた環境技術が十分に活かされるだろう。

アプローチを含めた周辺環境との関係については、現状に即したかたちでの修正が今後必要であるが、力強いインパクトをもって世界に日本の先進性を発信し、優れた建築・環境技術をアピールできるデザインであることを高く評価し、最優秀案とした。